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最近 地震 噴火 ゲリラ豪雨と人間の力が 及ばない
自然災害が 話題になっています。
この中で 最も 身近なものは ゲリラ豪雨だと思います。
皆さんは ゲリラ豪雨に 何か思い出が ありますか?
僕には 忘れられない 思い出が 1つあるのです。
噴火や地震は 防ぎきれないけれども
空を見てさえいれば ゲリラ豪雨は 簡単に
防げるだろうと 思っていました。
でも それは 大間違いだということを 経験したのです。
数年前の 仕事帰りでした。
最寄りの駅から 自宅に向かって 歩いていると
にわかに まわりが 暗くなったのです。
「ん?」
空を見たら どえらく 黒い雲が 低く
当たりを 覆っていました。
でも 家まで あと15分ほど だったので
「 まあ なんとか 家につくまでは もつだろう 」
と 思ったのです。
ところが それから 数分後でした。
ものすごい 勢いで 雨が 降り出したのです。
一瞬 視界が くもるほどの 激しさでした。
周りの人たちは あわてて
携帯ガサを出して さしています。
僕も あわてて リュックの中を
さがしてみたのですが 入っていませんでした。
雨宿りする店を 捜して 歩くこと数分。
近くに 百円ショップが あったので 急いで 走りました。
そのわずかな間でも 背中に入った雨で
ぐちょぐょ 音がしています。
さらに なんと 雨で息が出来ません。
こんな雨 50年以上生きてきたのに 初めてでした。
あわてて 百円ショップに 飛び込み ビニールガサを 捜しました。
すると 笑い声が 聞こえてきたのです。
見ると 若い女性店員が 肩を揺らしながら 笑っています。
店員は 僕の哀れな姿を見て 思わず 吹き出して しまったようでした。

「これ下さい」
僕は 恥ずかしそうに ビニールガサとお金を
一緒に差し出しました。
店員は 口元を 押さえながら
「ごめんなさい・・・ぷぷ」
と 申し訳なさそうに
ビニールガサを 手渡してくれました。
悪いとは思っても 僕の姿がおかしくて
我慢できなかったのでしょう。
「 そうだね、水も滴るいい男じゃないよね 悲惨! 」
僕が こう言うと ますます 笑い出して
「髪の毛すごいですよ とかしてから 出た方がいいですよ 」
と 言ってくれました。
「 ありがとう 」
僕は 手串で 頭を 数回とかして
「 こんなもん? 大丈夫? 」
と、聞いてみました。
「・・・・は、はい だいじょ・・・ぷぷぷぷ」
なんと 先ほどより 激しい 笑いではありませんか。
あきらかに 大丈夫でないことが 分かりました。
店から出ると シャツも ズボンも びしょ濡れで
皮膚に ぴったりくっつき
気持ち悪いのなんのって たまりません。
急ぎ足で 家につくと 風呂場に走りました。
着ているものを 全部脱いで すっぱだかに なりました。
濡れた衣類を 絞って 洗濯機に 放り込むと
洗面所の鏡を 見てみました。
すると 思いがけないことが 自分に起こったのです。
「 ふふふふ ふぁっはは ひさ~ん 」
自分の あまりに惨めな姿に 自分で 笑い出してしまったのです。
「 これじゃあ あの店員 笑うわな ひっひひ 」

手串をしたせいで 雨で濡れた 少ない髪の毛が
かたまり 地肌が丸見え。
まるで コメディに出てくる 落ち武者 のようです。
丸坊主であれば 濡れても こうはならないのでしょうが
なまじ 少量の 髪の毛があるために
世にも哀れな 姿になるのです。
薄毛の人間というものは 髪の毛が濡れると
なぜ あんなに 惨めで
なおかつ おかしく 見えてしまうのでしょうか。
この日 思いました。
「 空を見ていれば どのくらいもつか分かると
思っていたけれども 黒い雲は すぐに
降ってきちゃうんだな~。
見たら すぐ どこかに 入ることにしよう。
でないと 今日みたいな 落ち武者だな 」
僕と一緒で 薄毛の皆様 この季節は
特に 空を よく見て 歩きましょう。
そして 携帯ガサは お忘れなく。
コメントをお書きください
utako (金曜日, 26 6月 2015 21:37)
この豪雨の時でしたっけ?
カギを落としたのは...。
そしてそのカギは○ン○のそばに落ちていた!Σ( ̄□ ̄;)
カイママ (木曜日, 30 3月 2017 00:44)
Kenさんの絵に、ごめんなさい…笑ってしまいました。ゲリラ豪雨は急に来ますからね。ちょっと寝れないので、追って読ませて頂いています。