カラーパウダー爆発事故と中学理科1

粉塵爆発というと

 

僕は「冒険野郎マクガイバー」「刑事マードックの捜査ファイル」

 

といった 海外ドラマ思い出します。

 

これらのドラマの主人公は 抜きん出た 科学知識を利用して

 

ピンチを切り抜けます。

 

そのうち1つが 身近な材料を使って 粉塵爆発を起こし

 

相手の気を引くというものでした。

 

このように 粉塵爆発は ミステリーや サスペンスの世界で

 

よく使われてきたものです。

 

また 炭鉱で起こる 炭塵爆発の 恐ろしさは 昔から 知られていたものでした。

 

しかし 今回 台湾 八仙水上楽園で起こった カラーパウダー 爆発火災事件

 

身近な所に潜む 危険を改めて 認識させられることになりました。

 

粉塵爆発は 製粉工場 食品工場などでは 細心の注意が 払われていることです。

 

今回の火種が 観客のタバコであったとしても 観客じたいは カラーパウダーが

 

噴射されることなど 知らないうちに 噴射されたのかもしれません。

 

また こういう場所では「危険ですので タバコは ご遠慮下さい」 と 

 

注意を促しても やめない人達がずいます。

 

そういった意味で 人が集まるような場所では

 

使用を 中止した方がいいものだと 思います

 

  

さて 今回は カラーパウダーでなくとも 身近な所に 危険が

 

潜んでいることについて 一緒に考えて行きたいと思います。

 

それでは 1つ 中学理科の 復習です。 考えてみて下さい?

 

密度が大きい物質ほど 粉末にした場合

 

 ( ① 漂いやすい        漂いにくい  ) 

 

答えは?

 

 

答えは ② です。

 

密度が大きいとは 簡単に言うと 同じ大きさでも 重たいということです。

 

ですから 密度の大きい 鉄や亜鉛は 粉末状にしても

 

すぐ落下して 漂いにくいのです。

 

 

同じ物質でも 小さいと すぐに燃えて なくなります。

 

そして 小さな粉にして 空気中に 散布し 火をつけると

 

一瞬にして 火が広がります。

 

どうしてか? 

 

それは 助燃性のある酸素が 粉と粉の間に

 

たくさんあるからです。

 

同じ物質からできた物体であっても 塊だと 物質と物質の間に

 

酸素がありません。

 

物体表面近くの酸素は 表面を 燃やすために

 

酸素が使われてしまいます。

 

だから 内部は 表面に比べて 燃えにくい状態になります。

 

-続く-