新幹線のぞみ焼身自殺3

大切なことは 元気になりたいのなら 「どうして」という考え方では

 

だめなんだと 気がつくことです。

 

過去の 自分や相手が

 

なぜ あんなことを言ったのか?

 

どうして あんな行動をとったのか?

 

こんなことばかを 考えていると 不満しか 出てこなくなります。

 

重要なのは 不満だと 感じている状況に どうした

 

うまく対応して 生きていけるかということなのです。

 

この男が 僕と 同じことに 気がついていれば 怒りを捨てた心に

 

こう問いかけることが できたはずです。

 

もらえるお金が少ないと 文句を言えば それで 変わるものなのか?

 

同じ環境なのに なぜ 幸せなそう人が いるのか?

 

死んでやると 口走ってしまったが 本当に 自分がしたいことなのか?

 

そして 「 死んでやる 」と 世間に怒った 自分に対して

 

次のように 思うことも できたと思います。

 

『 死にたいは 生きたい の裏返し この悩みがなければ

 

本当は 生きていたい。 本当の思いを 感じると 』(下巻②)

 

当然なのです。 この男 死んでやるというけれど お金があれば

 

死んでやるとは 考えっこないのですから。

 

生きていたい この意識こそ 命あるもの すべての核 なのです。

 

男の行動は 本心から 目をそむけた 結果なのです。

 

本心を素直にみつめ 「ふざけるな 俺に死ねというのか!」

 

という怒りから「どうしたらいいだろう」と 悩むことが

 

怖かったのです。

 

行き詰って 怒りに変えてしまった 「どうしたら」から 怒りを取り除き

 

前向きに悩むより 嫌だ 嫌だと 言いながらも 怒りの世界に

 

とどまる方が 楽に思えているからなのです。

 

不幸だと嘆く世界で 最終手段をうつことの方が

 

楽になれるのだと 思い込もうとしているのです。

 

楽になりたいがために 本当は楽になれない 道を選択しています。

 

つまりは 前に進むために 悩むことから 逃げたのです。

 

人間は 愚痴っている人ほど その世界に 長くいます。

 

「 そんなに 批判ばかりしているのなら もっと 居心地の良い場所へ

 

行ったらどうかな? 」

 

と 感じますが その人だけは そこに い続けるのです。

 

実は この人にとって このパターンの中にいる方が 口とは裏腹に

 

居心地が良いのだと 思います。

 

-続く-

 

 

自殺をした男性は 年金が少ないと 世の中に 不満を漏らしていました。

 

お金がないと 困っていた彼が どうして 新幹線内で 他人に

 

お金をあげようとしたのか?

 

お金がないだけで どうして 焼身自殺したのか? 

 

その行動の真意を 必要以上に 詮索しても 意味がありません。

 

他に起こった 巻き添え事件と同様に 要するに 自分に起こった

 

苦しい状況を 反社会的な 怒りとして 

 

放出したものに 過ぎないのです。

 

今後 僕を含め 年金で暮していく 国民の中には 彼と同じ状況に

 

追い込まれる人が 増えていくことと 思います。

 

さらに 少子化に 歯止めがかからない このままでは

 

ますます 事態は悪化するのみです。

 

今の30代が 年金暮らしを 始める頃には 年金制度が

 

破綻している危険性大です。

 

そうなると 彼と同様に 年金の仕組みや現状に

 

大きな不満・怒りを 持つ人達が 今以上出てくると思います。

 

その時 不満や怒りを持った 人間だけになってしまったら

 

日本は 暴動ばかりが 繰り返される 国になってしまいます。

 

それぞれが 怒りを捨て どうしたらよいのかへと

 

意識を変えることが 求められます。

 

その意識でつながり 助け合っていくことが

 

日本を支える 原動力となるはずです。

 

ですから この気づきは とても 重要なものだと 僕は感じています。

 

この男の行動は 極端で 異常な人間に 見えます。

 

しかし 残念ながら 彼と同様のことを していながら

 

彼を 批判している人たちも すでに多くいると思います。

 

執拗なクレイマー 気に入らない相手への 嫌がらせ電話

 

インターネットへの 悪意ある書き込み。

 

これらの行動の 根底に流れているものは 男と同じだからです。

 

自分の不満や怒りを 電波にのせて 拡散させ

 

同じような 怒りを持った人間の 同調を求めているだけです。

 

世の中に 害をなす 悪意や怒りを 広げている

 

反社会的な 行為と言えます。

 

苦境の中にいる自分が 不平不満を 撒き散らすことは 自分も他人も

 

どんどん 不幸にしていくことだと づいて欲しい と思います。

 

インターネットを 閲覧していると感情的な けなし合いをしている

 

文章を たまに 見かけます。

 

 自分達の意見に 理解か得られないと 互いに 逆切れし ているのです。

 

「 なんで 分からないんだ 俺のどこが 悪い 」

 

「 どうせ おまえ達 アホどもには 俺の気持ちなんか 分からない 」

 

こういう やり取りを見て よい気持ちが する人は いないと思います。

 

ただ もし こういう人に どうしても 答えなければいけないと するならば 

 

「 その通り 分かりません 」

 

が 答えだと 思います。

 

-続く-