いじめの芽をつんで減らしていけ2

いじめの芽は 家庭で生み出されます。

 

そして 雑務などで多忙を極め

 

生徒と向き合う余裕がなくっている学校は

 

その芽を 成長させてしまう場と 化しています。

  

ですから 日本国民すべてが 真剣に取り組まない限り

 

今のままの子育て 教育体制が続く限り

 

いじめは 本当の意味で 減っていかないのです。

 

多くの子供達が 抱えている 葛藤を考えると 

 

現状で 減っていくとは 考えにくいと 僕は感じています。

 

調査の結果 減ったように 見えたとしても

 

いじめとは やはり 影で行われるものです。

 

それだけ 狡猾陰湿になり 水面下で

 

行われるようになったことを 意味しているのだと 感じます。

 

学校によっては いじめを減らすために

 

先生からではなく 子供達に話合いの場を持たせたり 

 

いじめパトロール隊を作ったりして

 

それなりの効果を得ているもあるようです。

 

しかし 撲滅はしません。

 

パトロール隊も 正義の味方=パトロール隊

 

悪者= いじめっ子 という 集団意識につながって

 

僕個人は 好きではありません。

 

子供達を 信じていないというのではなく 

 

こういう世界では チクリ合い 変な正義感からの連絡網が 

 

必ず 発生します。ですから 行き過ぎないように

 

きちんと 見守ってあげていなくては いけないということです。

 

 そうでないと いじめの芽を つぶしているようでいて

 

中学 高校で 始まる 陰湿な芽を 育ててしまいます。 

 

いじめは 僕が生れる前から ずっとあり まずなくなりません。

 

1つの いじめがなくなっても 新しい いじめが 必ず 発生します。

 

僕は 長年 子供達を 見てきて 気がついたことが ありました。

 

心に 怒りを抱えている生徒が 年々 増えてきているということでした。

 

授業中や放課後 彼らと 話しているうちに 家族に対する

 

怒りを 持っている生徒が 増えていると 分かったのです。

 

たとえば こんな 会話はよくありました。

 

何年も前の会話ですが 年々 このような会話が増えていったのです。

 

A「 先生 俺 学校では けっこう いい生徒でしょ。

 

でも 家に帰ってからは 別人なんですよ。信じられます? 」

 

反対に

 

B「 俺 学校では 扱いにくい生徒でしょ。

 

けっこう いろんな先生に 目をつけられてるって

 

分かるんです。でも 家に帰ってからは すごくいい子

 

やってるんです 」

 

僕「 ふ~ん 二人とも なんで 学校と家じゃ 

 

そんなに 違うんだよ? 何か目的でもあんの? 」

 

彼らの答えは 違っているようでいて 同じものでした。

 

-続く-