いじめの芽をつんで減らしていけ6

僕「 そっか 家が くつろげる場所じゃないんだな。

 

ゲームで 心のバランスをとってるなんて 聞いていて

 

俺 辛くなるね。そんなに 母ちゃんうるさいのか? 」

 

A「 まあね。マジにウザい。だけど いい母ちゃん

 

なんですよ。それは 分かってはいるんです。

 

毎日 きちんと 弁当もつくってくれるし 感謝してるんです 」

 

B「 そっ それはある。でもさ 何かあった時 

 

今まで誰のおかげで ここまで来れたのって ずるくねぇ~。

 

お母さんだって 仕事があるの 前の日 遅くても きちんと

 

お弁当作ってきたよね。どうしてだと 思う? とかさ 」

 

A「 あるある 水戸黄門の印籠みたいに 出すんだよな。

 

あんなこと 言われたら 子供 反論できっこないじゃないですか。

 

お父さんだって おまえに 頑張れって きつく言うのは

 

おまえのためを 思うからこそだよ。

 

この競争社会で 生き残って 欲しい親心なんだよ。

 

家族だから 言ってくれるのよ。

 

隣の家の人だったら 言ってくれないよ。

 

そして お父さんも私も おまえのためだから

 

頑張ってるの。でも家族って 皆が頑張らなくちゃ 

 

家族でいられないのって 言うんだよな。

 

息苦しくなっちゃうよな。何か 俺が ものすごく

 

悪いことしてるみたいじゃん 」

 

B「 そうだよな こっちからしたら 勝手につくっておいて 

 

最後は それかよって むかつくけど そこは ぐっと おさえてる 」

 

僕「 偉いねぇ~。おまえらの方が 大人だな。きっと おまえ達の

 

親もそう言われて 育ったんだろうな 」

 

A「 先生も 言われたこと あるの? 」

 

B「 ああ 普通の家庭よりは 少ないだろうけどあるよ。確かに

 

 むかつくよな 」

 

このあとの 話はまたの回に書くこととして

 

僕が ここで言いたいのは 彼らの怒りの正体が何で

 

どうして◎◎に イラつきを 感じたかということです。

 

彼らの心の中で 怒りを 生み出しているのは

 

「 認められていない 」と感じている 無意識です。

 

いじめとは 要するに 心に葛藤を持つ 人間が 

 

自分より弱い人間を 見つけ出し 

 

理由なく 一方的に 攻撃することです。

 

目的は 自分のアイデンティティー(自己の存在証明)

 

を得ることです。

 

-続く-