父子家庭なのに 子供がいじめで殺された

いじめられている子には SOSを 親や担任に発する子

 

と 発しない子がいます。 それぞれ事情があります。

 

僕は後者でした。今回 飛込み自殺をした 中2生徒は 前者のようです。

 

7月11日のブログ(中2列車飛込み自殺)で 担任と彼の関係をすべて読んでみないと

 

本当の所は分からないと 書きました。

 

しかし その後 ニュースで 流された数ページのやり取りを見て

 

唖然としてしまいました。

 

やり取りを見ると 担任は 女性のようですが ・・・

 

いじめには いろいいろあり 被害者の担任を批判するのは 簡単です。

 

過去 いじめで自殺をした生徒の ニュースが流れ 担任が非難されるたび

 

その通りだと思う反面 僕を含めて 他の先生が

 

被害者の担任であれば 本当に その生徒を救えたのか?

 

おそらく 自分なら こうしていただろう。

 

でも 自殺した生徒と 実際会ったことがないので

 

どれほど コミュニケーションをとれたか 正直 分からない。

 

こういう立場の生徒がいたなら どうすればいいだろうと 考えました。

 

しかし 今回は 違います。正直言って この担任の所に行って

 

殴って 怒鳴りつけてやりたい。 

 

「 おまえ 人間か? 先生以前に 目の前に 助けてくれと 泣き叫んでいる子供

 

がいたら 何とか助けたいと 思わないのか? ましてや おまえ 先生だろう?

 

何で先生になろうと思ったんだ? 昔 いじめっ子 か いじめられっ子で 

 

心をそのままにして大人になったな。 おまえ いじめている奴より

 

ひどいぞ。この子は 生きる希望を求めて 必死に SOSを発しているのに

 

おまえは この子の希望を奪った。いじめは いじめている奴が

 

一番悪いけど おまえも その仲間だ。 ほんと おまえみたいな奴が

 

今後先生続けたら 今後 何人も 救える命が 救えなくなる。

 

おまえ 本当に 最低だぞ!」

 

久しぶりに テレビに向かって 吠えました。

 

SOSに 気がつかないわけがない・・・いったい なぜ?・・・理解できないし

 

これこそ いじめてくる奴らが 理解できなかったように いじめる奴と同類

 

なのだから 理解できなくて当然。

 

そう思うと 怒りは おさまってきましたが 少なくても この人は

 

先生になるべきではなかった。そう思います。

 

彼が父子家庭だと知り 胸が痛いです。

 

1年前 いじめがあった時 父に話し 学校へ相談に行ったといいます。

 

この時 父は とても 心配したのでしょう。

 

それなのに 止まらないいじめ。

 

父と子 二人きり。だからこそ 父には 隠したのです。

 

大好きな父だけには これ以上 心配をかけたくなかったのです。

 

だから 家では 担任との 連絡帳を見られないようにしていたとも

 

考えられます。僕なら家に 持って帰らなかったと思います。

 

彼は家では ニコニコしていたそうです。彼の気持ちには 僕が

 

いじめを 家庭に持ち込まなかった気持ちと 共通したものが

 

流れています。

 

僕は 大好きな母に やけどのことで これ以上 辛い気持ちになって

 

欲しくなかった。ただ それだけでした。

 

その気持ちだけで いじめに耐えていました。

 

それでも 何度も つぶれかかりました。

 

しかし 僕には コウちゃん(双子の弟)という 最強の支えがありました。

 

でも 彼には 誰もいない。だから 最後の望みとして 

 

担任にSOSを発したのです。それなのに・・・・

 

残された父親は たった一人で 寝起きし 食事をしています。

 

おそらく 何をしても しばらくの間は 勝手に涙が 


あふれ出て止まらないでしょう。

 

 できるなら 担任と加害者は 父親と一つ屋根の下で過ごし その姿を


しっかり 目に焼き付けるべきです。