この話とグラフを考え合わせると
企業数も雇用数も 5倍になったIT産業ですが
実態は低賃金労働で沖縄の人は豊かになっているわけではありません。
新しく起こったIT産業の恩恵は ほとんどないということです。
ということは 基地関連以外の何が 沖縄経済の収入源なんだ?
何かやっぱりおかしいと感じました。
でも ここら辺で疲れてしまったので 寝てしまったのです。
さて報告が終わった所で その先を少し考えてみたいと思います。
復興のため入ってくるお金は 産業の開発発展に使えるはず・・・
ところが沖縄の言い分は違います。
いやいや 沖縄復興金の中身は ほとんどが 他県と同じ国庫支出金と
地方交付税受付金だとしています。それなら なぜ名称を違える必要があるのか?
国庫支出金と地方交付税受付金だけなら全国14位(17位だったかな)です。
これだけなら 何も言われないはずです。
これで 沖縄が批判されているとすれば 明らかに沖縄差別だと思います。
しかし ここには なぜか 僕らが復興金と考えるお金は 入っていないのです。
たとえば 仲井真氏が知事であった時
「 辺野古移設許可 」の見返りとして獲得した 年間3000億
8年で2兆4000億円はどこにいったのか?
これは微々たるお金だからと 計上していていないのか?大金のはずですが。
このように不透明な発表をするから 他県から疑惑の目で見られるのだと
思います。
僕は 辺野古が どんな場所か Googleのマップで見てみました。
航空写真で見ると 本当に辺ぴな所でした。
名護市は森林を挟んで東西に分かれています。西側は市街地で
航空写真を見ても 住宅がたくさんあります。しかしその下はずっと森林で
東の端っこに 辺野古があります。名護市からはずっと離れています。
下水道すら整備されていない 軍地借料と米兵相手に生活してきた
地域らしいです。
この辺野古が 基地の移転を受け入れると約束し 政府から
多額のお金をもらったのに 辺野古には下水道の設備すらしていません。
その代り西側の市街地に パチンコ屋が 異常に増えたそうです。
つまり 補助金は 健全に機能していないということではないでしょうか?
沖縄返還後 沖縄に支払われた 復興予算は11兆円を超えているらしいです。
膨大な金額です。
たった一県に対して これだけのお金が投資されていれば
もっといろいろいな産業が興り 発展していそうなものだと思えてしまうのです。
それとも復興とは もっとお金がかかるものなのでしょうか?
多額の復興金であっても 沖縄返還直後であれば 文句は出てないと思います。
しかし 返還後 すでに40年 インフラなど だいぶ整備され
復興金は産業発展のため使われているはずです。
それにしては あまりに今の沖縄の姿は 不自然に感じます。
発展はしているものの 投入された金額と見合っていない気がします。
基地関係の収入が5%なら すでに基地関連以外の仕事で
沖縄は自立しているということです。
復興補助金は 必要ないのではないでしょうか?
「 もう沖縄は大丈夫です。東北など復興にお金が必要な地域に回して下さい 」
と言えるはずです。
だが現実は 今でも年間3000億円という補助金が支払われています。
観光以外に 目玉として発展したIT産業も 目覚ましい業績を残していません。
でも他に産業がないのですから 多額の補助金のほとんどは
観光とIT産業に注ぎ込まれたことになります。
しかし 実態は先に書いた通りです。
本当に身になっていない補助金と言えます。
それにしても 未だに復興予算はどうして これほど必要なのか?
思いやり予算も これほど必要なのか?
基地関係からの収入が 本当に5%とするならば
何とも腑に落ちないことばかりです。
Oさんと話してから30年 沖縄の様子を見ると
Oさんが話していた通りになっている気がします。
普天間の市街地は ますます大きくなり
北谷では米兵の基地外高級住宅地が立ち並んでいます。
そして思いやり予算も 今は少し減らせていますが
それでも1800億円台 最初の30倍です。
1995年には2700億円台ですから なんと45倍にまで膨れ上がっていました。
そして10年後ではなく 連続する墜落事後が原因ではないものの
普天間の移設問題は 現実的なものとなっています。
30年後の現在 そのほとんどが Oさんの言った通りになっているということは
Oさんが話した社会基盤が その通りだからなのだと思うのです。
それなのに調べたらこの結果!
何かOさんとの語らいが 全否定された気分で 気持ちが悪くなりました。
今日はもう遅いのでやめにします。
また明日 時間があったら 調べてみようと思います。
-続く-
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