親が決断すべき時1

Kさんへ

コメントありがとうございます。

 

今日は Kさんへの返事をしながら ブログを打とうと思います。

 

コメントにあった彼に 嫌がらせをしている相手は 小学生時代からの友達で

 

仲が良かったらしいですね。でも このような関係であっても

 

いじめは起きているようです。

 

仲良くつき合っているつもりでも 一方は他方に対して 心の中に

 

怒りや嫉妬心を 持っていることがあります。 それも 本人は

 

たいして気にしていません。

 

それが 中学という多感な時期に 何かの拍子で刺激され 表に出てくると

 

相手が憎くなるのです。

 

そのきっかけは 約束の時間に遅れてきたとか ほんの些細なことのようです。

 

例えば 僕が実際に本人達から聞いた こんな例があります。

 

以下は いじめを行ったと話す生徒と 僕の会話です。

 

小学校からの仲間が 同じ中学校に進学した時 突然 仲間内で

 

いじめが発生したという話です。

 

「 小学校の時 俺や仲間が遅れてくると めちゃくちゃ怒ってたくせに

 

仲間で待ち合わせてたら 自分が遅れて来たんですよ。俺が文句言ったら

 

ちいせえことで怒るなよバカ と言われたんです。

 

そのとたん 体に虫唾が走った。それから そいつを中学3年間

 

仲間で徹底的に いじめてやったんです 」

 

本人は笑いながら 正しいことをしてきたように言うので それは間違っていると

 

話しました。

 

いじめられた彼の言動には 問題があります。

 

どちらかというと 小学生時代は このグループの リーダー的な存在だったので

 

しょう。だから こういう強気の発言をしたのだと思います。

 

ところが この一言で 立場は逆転したわけです。

 

これは小学生時代 仲間達に言ってきた言葉が どんどん仲間の心に

 

怒りを ため込ませてきていたのだと思います。

 

それが 先ほどの一言で 爆発してしまったわけです。

 

冷静に「 おまえ 俺達の時は ものすごく怒ったくせに それはないだろう。

 

反省しろよ、皆怒ってるよ。でないと もうお前とは約束しないよ 」

 

と一人でなく もう一度 皆で言えていれば 彼も考えたと思います。

 

彼にそう話すと「 無理無理 あいつは そんなんで反省しない。だから

 

いじめてやった。奴隷にしてやりましたよ。ざまみろですよ 」

 

と答えたのです。

 

とても 嫌な響きでした。

 

「 話してもいないのに どうして分かるんだ 」

 

「 めんどくさいじゃないですか。どうせ 逆切れするに決まってるし。

 

先生 知らないから 分からないんですよ。そういう奴なんだから しかたないん

 

ですよ 」

 

一見 普通で 大人しそうな生徒なのに 中学生時代3年間も いじめをこんな気

 

持ちでやっていたなんてな~と 心の中で ため息をつきました。 

 

-続く-

 

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コメント: 1
  • #1

    K (金曜日, 18 9月 2015 01:02)

    ケンちゃん先生

    具体的なアドバイス、どうもありがとうございます。ご自身で経験されたことや、色々な事例を見て来られたケンちゃんのお話しは とても貴重に思えるのです。友人に今度会ったら伝えます!!

    今年、進級した時に いじめる生徒たちとはクラスが離れ、嫌がらせは だいぶ減ったそうです。
    彼は今、学校では 一人でいることが多いようですが、本人はそれが苦ではなく、「それでいい」と言っています。 また、特定の仲良しとまではいかなくとも 話す友達はいて、学校へは嫌がらずに行くそうです。

    彼と同級生のうちの娘も そんなタイプで 小さな頃から群れるのが苦手でした。それでも来るものは拒まず。という感じで 友達と出かけることもありますが、一人で本を読んでいたりする方が多いです。私はノンキなのか 心配だとは感じていないのですが、彼女は 友達がいないことも心配しているのです…

    夏頃でしたが、地域のお祭りに 私と下の子どもたちと、 彼のお母さんである友人と行きました。その時 誘ったら、 彼も付いて来てくれ、 何を話すでもなかったのですが、私たちと嫌がらず一緒にいて 私の子どもたちを とまどいながらも見守ってくれていた 穏やかな 優しい男の子です。

    昨年、彼のクラスでは 彼以外にも、いじめられ 不登校になり、転校して行った生徒もいました。その時の学校の対応も酷かったと聞いています。
    他にも 原因がいじめだけではなくとも 不登校をしている生徒が10人以上いると知りました。

    学校に期待しすぎてはいけないのですね。

    彼のお母さんも 体調に波はあるものの 最近はその事で悩み過ぎることも少なくなり、ゆったり過ごすことができているようです。


    ケンちゃんの本、紙で読みたいな〜
    私の携帯は 今、長く使い過ぎて容量がいっぱいで もう全然入らないのです…(T_T)
    こんな時代にPCもなく…
    いつか…新しくしたら絶対読みます!!
    (だけど ブログの話でも苦しくなるくらい辛いのに 読めるかな…)


    また長々と、まとまらないまま書いてしまいました… ここで名前を名乗れず 申し訳ないのですが、それにもかかわらず、ていねいにお返事頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
    本当にどうもありがとうございます‼︎