友達は数より質が大切2

行ったらビックリ 8人もいたのです。

 

しかも ほとんど知らない奴らでした。

 

同じクラスの奴は 2人くらいで あとは 他のクラスなのか

 

それとも 他校の友達なのか こんなに集めるなんて

 

どういうつもりだと思いました。

 

でも 僕は覚悟を決めました。いじめの期間 学んだ大切な気づき

 

『 強い奴と戦う時は まず覚悟を決める。これが力を引き出し

 

気力を何倍にもし 相手の力を封じ込める。

 

これがも大切なこと』を思い出していました。

 

1対8のケンカになったのですが 驚くことに勝ったのは 僕でした。

 

自分でもびっくりしましたが この時は いじめの期間に

 

強くなっていて良かったと いじめに感謝しました。

 

この時 人数の多さに驚いたものの ケンカを多くしてきた僕の頭には

 

不思議な考えが 浮かんだのです。

 

「 これだけいれば 怖くなって 簡単に要求をのむと思っているんだな。

 

ってことは これだけ集まらないとダメだと思っているってことか。

 

ならこいつら 弱いはず 」

 

このように思えたのは いつも複数とケンカをしてきていたからだと思います。

 

そして 本にも書きましたが ケンカは 心の持ち方が 勝敗を支配する

 

ということを 何度か経験していたからです。 

 

相手の中には 当時流行していた 少林寺拳法の有段者がいて

 

僕をビビらせようと デモンスレーションまでしていたのに

 

やってみたら 驚くほど弱く 笑ってしまいました。

 

格闘技は ケンカに役に立ちはするのですが ルールのないケンカに

 

どう使うか しっかり練習していなければ さほど効果がないことを

 

知りました。

 

仲間の中で 最強の男が 簡単に倒されてしまうと 残りは 驚きの余り

 

硬直状態に陥ったようでした。 向かってきても 逃げ腰で

 

信じられないほど弱かったのです。

 

こっちは これで負けたら 部屋に乗り込んでこられるし 

 

コウちゃんにも迷惑がかかります。

 

鬼の形相と勢いで 頭突き ひじ打ち 金蹴りと 無我夢中で

 

動き続けたら あら不思議 勝っちゃったになっていたのです。

 

面白いことに 彼らが強気であれば 確実に 僕に勝てたはずなのに

 

彼らは自分の力のほとんどを出せずに 僕にボコボコにされたのです。

 

このように 今はとても辛いですが 乗り越えてしまうと

 

そこで培った強さが 後に役に立つこともあるのです。

 

その後のピンチを救って 笑い話にさえしてくれるのです。 

 

郊外でのケンカだったので 学校にはしれませんでした。

 

しかし 少しすると やられた奴の友達を通じてか

 

コウちゃんの学校に 伝わったらしいのです。

 

コウちゃんに 学校で

 

「 おまえの兄ちゃん すごくケンカ強いんだって 」と聞かれたと

 

言わた時は ビックリしました。

 

コウちゃんにも 黙っていたことだったので。

 

-続く-