友達は数より質が大切5

彼の様子を見ていると 2つのグループを行ったりきたりと

 

明らかに挙動不審で 必死さが伝わってきました。

 

2つのグループのそばに立ち 聞き耳を立て 自分でも加われそうだと

 

無理やり「 あっ俺 それ知っている 」と割り込んでいました。

 

リラックスして しゃべっているに こんな割り込み方をされたら

 

邪魔ですよね。かえって そのグループのメンバーには

 

「 なんだ いきなり入ってきて うざいやつだな 」と

 

拒絶する心が芽生えてしまいます。

 

それに 急ぐ気持ちで 友達作りにチャレンジするから 

 

上手くいかないと イライラしたり不安が増すのだと伝えました。

 

一回でグループの友達と 同等になろうと 持ちネタを 披露して

 

アピールしているのも気にかかりました。

 

「 きっかけを つかみたいのなら このグループだけに限らず

 

もっと自然に近づくことを心掛けた方がいいよ。

 

グループを相手にするのではなく

 

メンバーが バラけている時に 何気ない雰囲気で 

 

一人ずつ話しかけてごらん 」と言いました。

 

「 どうやって 」というので 

 

たとえば トイレで用を足している時 隣に並んだら 

 

「 よっ 次の時間数学だよな~。俺全然分かんないだよな~ 」

 

とかいう具合でいいと 伝え

 

彼の答えは 否定的なものでした。

 

「 ウザいって 思われませんか? 興味もないことで

 

話しかけて来られたら 嫌じゃないですか? 」

 

「 おまえ 面白いねぇ~ そんなこと気にしているくせに

 

あれだけ強引に 割って入って行んだから。

 

あのね 友達同士の会話のほとんどなんて

 

ホントどうでもいい たわいのない事なんだよ 」

 

納得のいかない様子の彼は 

 

僕にさらなるアドバイスを 要求してきました。

 

-続く-