友達は数より質が大切6

「 もっと 簡単な方法ないんですか? 」

 

「 しょうがない とっておきの方法を教えてやる。俺を拝め!

 

神様 教えて下さいって そしたら 特別に 教えてしんぜよう 」

 

「 もう~ ウザいんだから はいはい 神様ケンちゃん様 教えて下さい 」

 

「 う~む よく聞くがよい。1秒五千円もんの情報だぜ 。一番簡単な方法は 

 

朝会ったら おはようと声をかける。これをきちんと続けること。

 

ここから 始めるがよい。そうすれば しだいに

 

向こうも 気にかけて 挨拶し返してくれるであろう。

 

さらに きっと 向こうからも 挨拶してくるようになるぞよ 」

 

「 ええ~ とても金払う気になりません。ニセ神じゃないですか。

 

詐欺ですよ。そんなんで 解決しませんよ 」

 

「 じゃあ 聞くけど やってんの? 」

 

「 ビミョ~ 」

 

「 だろ それに ただ挨拶するだけじゃダメなんだ。

 

スペシャルテクニックがある。 聞きたい(笑)? 

 

でも スペシャル料金です。払いますか?  」

 

「 超ウザいんだけど 払いません。早く教えて下さい 」

 

「 しゃ~ない。特別だぞ。

 

おはようって言ったら ニコッって微笑むんだよ 」

 

「 キモ!! 」

 

「 ところが そのキモが ミラクルキモなんだよ 」

 

「 いやいや キモいでしょ。オネエだって カン違いされる 」

 

「 なんだ おまえ 自分の笑顔 キモいのか 」

 

「 いや そうじゃなくって おかしいでしょ それって 

 

話もしないで 微笑むって 」

 

「 おかしくないよ。 微笑みは 人間関係を良くする

 

 最強のアイテムだぜ。いいか おまえは そのキモスマイルに

 

自信を持て。絶対におまえに ミラクルが起きる 」

 

「 だけどな~ それで キモイって 噂流れたら

 

責任とってくれるんですか? 」

 

-続く-