友達は数より質が大切7

「 いやだねぇ~  自分の笑顔に自信持てないなんて

 

不幸を呼ぶ考え方だせ。でも これでおまえが友達作れない

 

本当の理由が分かったよ 」

 

「 何ですか? 」

 

「 おまえ ええカッコしながら 友達つくろうとしている。

 

自分の弱みを相手に見せるのが怖いんだ。

 

だから 上手く話しかけることができないんだと思う 」

 

「 そうですか。でも 一応 話しかけたのは 評価して下さいよ。

 

問題は その後なんです。後が続かないんです 」

 

「 うん 見てて分かったよ。涙ぐましかった()

 

大切なアドバイスをするよ。おまえの話し方って 

 

相手とキャッチボールできるような 仕方じゃないんだよな~ 」

 

「 どういうことですか? 」

 

「 おまえ 自分の言いたいことだけ言っている。

 

相手がしゃべりたいことまで 全部ペラペラしゃべっちゃってる。

 

ちょっとしゃべったら まずは相手の話を聞き 

 

次は 相手がしゃべりやすい話題を提供するといいよ。

 

それに相手が反応したら 自分はそれについて どう思っているか

 

素直に伝えることが大切だと思うんだ 」 

 

「 それが 俺 焦っちゃうんですよ。自分が調べてきた話題を

 

相手に言われちゃうと しゃべれること なくなっちゃう気がして

 

心臓バクバクしてきちゃうんです 」

 

「 そりゃ また大変なことだね。 でも調べてきたことを 

 

相手に言わせても いいんだよ。相手は それに対して 

 

おまえがどういう意見を持っているかを 知りたいんだから 」

 

「 それって 反対意見でも いいんですか? 嫌われたりしませんか? 」

 

「 ほらな 怖がってるだろ。大丈夫だよ。例えば ある歌手の話に

 

なったとするよ。相手が好きであっても おまえが嫌いなら

 

僕はあんまり好きじゃないんだけど 君は好きなんだ。

 

でも 君の話聞いていたら もう一度聞いてみようかな~って

 

気になってきたよ。帰ったら聞いてみるよ お勧めの曲ってある? 

 

というふうにね。

 

その時は

 

否定するんじゃなくて 相手の意見を 尊重する気持ちで聞いて

 

自分の意見を言うんだ。だからこそ 会話が楽しくなるんだよ。

 

-続く-