「 いやだねぇ~ 自分の笑顔に自信持てないなんて
不幸を呼ぶ考え方だせ。でも これでおまえが友達作れない
本当の理由が分かったよ 」
「 何ですか? 」
「 おまえ ええカッコしながら 友達つくろうとしている。
自分の弱みを相手に見せるのが怖いんだ。
だから 上手く話しかけることができないんだと思う 」
「 そうですか。でも 一応 話しかけたのは 評価して下さいよ。
問題は その後なんです。後が続かないんです 」
「 うん 見てて分かったよ。涙ぐましかった(笑)
大切なアドバイスをするよ。おまえの話し方って
相手とキャッチボールできるような 仕方じゃないんだよな~ 」
「 どういうことですか? 」
「 おまえ 自分の言いたいことだけ言っている。
相手がしゃべりたいことまで 全部ペラペラしゃべっちゃってる。
ちょっとしゃべったら まずは相手の話を聞き
次は 相手がしゃべりやすい話題を提供するといいよ。
それに相手が反応したら 自分はそれについて どう思っているかを
素直に伝えることが大切だと思うんだ 」
「 それが 俺 焦っちゃうんですよ。自分が調べてきた話題を
相手に言われちゃうと しゃべれること なくなっちゃう気がして
心臓バクバクしてきちゃうんです 」
「 そりゃ また大変なことだね。 でも調べてきたことを
相手に言わせても いいんだよ。相手は それに対して
おまえがどういう意見を持っているかを 知りたいんだから 」
「 それって 反対意見でも いいんですか? 嫌われたりしませんか? 」
「 ほらな 怖がってるだろ。大丈夫だよ。例えば ある歌手の話に
なったとするよ。相手が好きであっても おまえが嫌いなら
僕はあんまり好きじゃないんだけど 君は好きなんだ。
でも 君の話聞いていたら もう一度聞いてみようかな~って
気になってきたよ。帰ったら聞いてみるよ お勧めの曲ってある?
というふうにね。
その時は
否定するんじゃなくて 相手の意見を 尊重する気持ちで聞いて
自分の意見を言うんだ。だからこそ 会話が楽しくなるんだよ。
-続く-
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