友達は数より質が大切8

そして次の時に その報告をしてみるんだ。聞いてみたら

 

今まで気がつかなかったけど

 

この部分は好きだと分かったとかね。

 

そうすれば 自分も新しい発見だし 相手も もっといろいろ

 

教えてようと思うよね。話が発展していくだろう 」

 

「 そうですね。でも自分の意見言うの 怖いんですよね。

 

口走って 地雷踏むの嫌だし 」

 

「 あのさ 自分の考え言わない会話なんてどこが面白いんだい? 

 

おまえみたいに 情報を言いっぱなし 聞きっぱなしだと

 

相手もつまらないと思うな。キャッチボールしないとね。

 

そのためには 今みたいに 知ったかぶりしなくていいと思うんだ 」

 

「 バレてますかね? 」

 

「 さぁどうだろう。ただすでに 知ったかぶって嫌な奴だって

 

思われてるかもな 」

 

「 ええ~ そんな~ もうダメじゃん 」

 

「 そんなことないよ。少なくとも あれだけ挙動不審だと

 

アピールすることだけは 成功しいると思うよ。

 

向こうも気にしてるよ。変な奴だってな 」

 

「 あ~ もっと早く 先生に相談すればよかった。

 

せっかくのチャンス つぶしたってことですよね 」 

 

「 まあ おまえが 今度話しかけて来たら 来たよ~自慢野郎って

 

思うだろうな。だからそこを逆手に取れば 何とかなるかもね 」

 

「 ホントですか? どうすんですか? 」

 

「 どれだけ おまえが 素直になれるかにかかっているんだけどね。

 

この祭 いいチャンスだから 素直に この間は 話の雰囲気壊しちゃって

 

すまなかった ごめんね。偶然知っていたことだったんで 

 

自慢げに話しちゃった。申し訳ないって 謝るんだよ。

 

そのギャップが 好印象にながると思うよ。

 

あっ こいつ悪い奴じゃない。謝れる奴なんだって分かるから 」

 

「 上手くいくかな~ 」

 

「 少なくとも 今までのやり方より いいと思うよ。

 

あいつらだって バカじゃない。 あれだ近づいたり

 

遠ざかったりしてれば 何か用があるのかって 感じてるはずだよ。

 

それが 何友達になりたかったのか かわいい奴だなって 思うんじゃない 」

 

「 そんな風に いい方に考えてくれるの 先生だけですよ 」

 

-続く-