彼らは 口にはしませんが こう言いたいのです。
「 早く帰りたい気持ち むしゃくしゃを解消したい気持ちなんて 誰にも
あることでしょう。ただ それをしたかっただけなのです。それをちょっと行き過ぎ
た方法でやってしまっただけなのです。
そうしたら とんでもないことになってしまったのです。
あなたにも起こり得るかもしれない 偶発的な事故なのです。
そのせいで私はとても苦しんでいます。
ある意味 私は被害者なのです。辛い私の立場をご理解下さい 」
最近のニュースでも 同じことを言っている犯罪者がいました。
隣人を刺殺した罪で逮捕されたのですが 法廷で暴言や意味不明な言葉を吐き
話題になりました。危険ドラッグを常用していたとはいえ 逮捕当時は「自分が
刺した」と責任能力がある発言をしていたくせに 今は覚えていないと言って
います。
彼は自分の犯した行動は 危険ドラッグのせいだから 危険ドラッグを密売している
奴らが悪いのだと 裁判官に罵声を浴びせたといいます。
危険ドラッグが さまざまな悲劇を引き起こしていることを 知らないわけがあり
ません。使用していれば 自分も そのような悲劇を作り出す危険性を知って
いながら買っているのです。それを ドラッグ売っていれば 興味あるから
買っちゃうでしょ。そして ドラッグやっちゃえば 分け分かんなくなっちゃう
でしょ。そしたら 殺しちゃっていたわけよ。俺は悪くないよ。
悪いのは 俺をそうさせたドラッグ。何よりも悪いのは それを売っている
密売者だ。このような言い訳をし 被害者遺族に謝罪すらしないというのですから
遺族の怒りは おさまるわけがありません。
僕はこれらの言い訳を聞くたびに
あの弔い寺の変( 9/18 いじめに回る心の弱さ )の日を思い出します。
-続く-
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