-Oさん-
そうですね。 政府は 沖縄に基地を置くことを やめることはないと
思いますから 沖縄も政府も 対立姿勢ばかり示さないで
お互い ゆっくり 歩み寄っていくしかないんじゃないですかね。
簡単に解決できる問題ではないのだから 焦りは禁物ですよ。
-僕-
Oさんは どうなれば 沖縄県民が 満足すると思いますか?
要は基地なしで 今の生活ができるようになれればいいんですよね。
-Oさん-
そう それに尽きます。
まずアメリカは日本から軍を引き上げることはしないでしょうから
せめて 基地を丸ごと別の孤島に移転して欲しいですね。そ
んな島があったらですが。
そして 我々のように基地や助成金に依存していた人間が
別の事業を展開して 自立できるまでの補償をしてくれるのなら
一番いいんですがね。
でも そんなこと誰もが思っていると思いますし
政府だってそんなことできれば さっさとやっているはずですよね。
できないから アメリカと折衝しているわけですよ。
だから まずありえないことですね。
さすがに 他県に対して 申し訳なく感じちゃいますよ。
-僕-
そうですね。今までとは比較にならない
莫大なお金が必要になりますよね。
おそらく移転させるお金は 日本が出さなくてはいけなくなるだろうし
助成金にしても これまでの数倍必要ですよね。
これまでに たくさん助成金もらっている手前
それ以上の助成金を欲しいと
政府に要求しても 到底実現しそうもないですね。
何しろ国民の税金ですから気持ちがあったとしても
そんな余力ないですよね。
-Oさん-
はい それは沖縄の我がままだって 大バッシングでしょうね。
私達は 中途半端が 一番困るんですよね。
移転だけして 自立するまでの助成金がなければ
多くの島民が生活できません。
ただ 沖縄全体が一つのビジョンを持って
頑張っていくって気持ちになるには
そういったことをしないとまとまらない気がします。
先生がおっしゃっていたように 沖縄は一つのことを決定するのに
利害が複雑過ぎます。
-続く-
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