-Oさん-
この他に復興補助金を たくさんもらっています。
そして この復興のための公共事業ほとんどが 基地がらみです。
蓄えがあるのは その基地関係の仕事で 多大な利益を得ることができる
地主 土木 建築 不動産くらいですよ。
私個人は 今の沖縄経済の7割は
基地がらみの補助金で成り立っていると思います。
沖縄でやっている仕事の7割が どこかで基地につながっているんです。
そして その仕事に支払われるお金の出所は 国からの補助金というわけです。
-僕-
残り3割が 観光やその他の収入ですか? それにしても 少な過ぎませんか?
-Oさん-
その観光にしても 埋め立てたり ショッピングモール建てたりする
お金の出所は補助金ですよ。
だから どんなに少なく考えても沖縄経済の半分は
補助金で成り立っているはずです。
でなければ 沖縄はもっと 発展していますよ。
-僕-
う~ん 沖縄万博(1975~1976)なんかで 羽振りがいい県なのかと
思っていたら 真逆なんですね。
-Oさん-
基地以外の仕事の方が儲かるなら 皆そっちへ行って
今の格差がひどい状態は 緩和されていると思います。
基地関係で 沖縄に入ってくるお金の総額を100とすれば
米兵が直接落としていくお金は10で 残り90は 沖縄復興の名目で
行われる公共事業関係に 支払われるお金です。
そのほとんどは 土木建築 不動産に流れていて
残りが 我々米兵相手に仕事をしている人間に 回ってくるって感じです。
米兵が自分の財布から払っていくお金と 公共事業で支払われる金額の
ケタが違い過ぎるんですね。
だから そういう人達と我々では 生活レベルがまるっきり違うんです。
-僕-
どのくらい違うんですか。その大金持ちの生活レベルを100とすれば Oさん達は
どのくらいなんですか?
-Oさん-
1~10ですかね。
-僕-
そんなに! いやいや それは大げさ過ぎでしょ。
Oさん ウソ言ってるでしょ? (笑)
-Oさん-
そんなことないですって(笑) 地主は 年間何百億も入るんですから。
-僕-
どういう社会ですかそれ? とても信じられない。
-続く-
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