レッツ・ポジティブ3

★お知らせ1

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過去のブログ一覧が出てきますので、お読みになりたいものを

捜しやすいと思います。

 

お知らせ2

すでに 過去のレッツ・ポジティブ3を

お読み下さった皆さんへ。

ちょっと長かったので、

レッツ・ポジティブ3~8の6つ

に分けることにしました。

新しい内容は、レッツ・ポジティブ9からになります。

時間ができると、一気に思いついたまま

書いてしまってきたため、

ついつい長くなってしまうのが僕の悪い癖です。

思いついたまま打っているので、次の日になると

何考えていたんだっけ? あれあれ? 忘れた!

になってしまうのが怖く、長々とうってしまっていました。

今後は、そうなってしまった場合、一挙に出すのではなく

なるべ細切れにして、読者の皆様のご負担にならないように

しようと思います。今まで、長い文章を根気よく最後まで

読んで下さった皆様に感謝です。

 

では、始まり、始まり

 

外科医だった父が、患者さんをどやしつけていました。

執拗に解熱剤を欲しがる患者さんを叱っていました。

この後、待合室まで緊張するような、

父と患者さんのやり取りがありました。

しかし、最後は、患者さんが晴れやかな顔をして

診察室から出てきました。

僕の心を揺さぶったのは、患者さんに言い放った父の言葉でした。

父は患者さんとのやり取りの中で、

「医者は手助けをするだけ。自分で治す気のない患者は、

どんな名医でも、その患者を治せない」

「自分を治す力は、美しくなくてはいけない」

と言ったのです。

「泥を塗った心では、病気は治らない」

と断言しました。

僕にはどれも衝撃的な言葉でした。

突然、涙があふれ出てきて、止まりませんでした。

僕は決意できない自分に、何が欠けていたのかが分かったのです。

本当の決意に必要なものが直観されました。

「うん、うん、うん」と、

何度も、自分で自分にうなずきました。

 

「ケン、おまえ 本気でいじめに打ち勝とうとしているか?

気持ちが逃げていないか?

どこかで、乗り越えられないのではと思っていないか?

それでは、どんなにいい助け舟が入ったとしても

それを活かせないんだよ」

父の言葉が、こう聞こえたのです。

僕は逃げている!

ちゃんと、覚悟を決めていない!

僕の心は思わずこう叫んだのでした。

 

自分の心の傷は、自分で治す。

自分しか治せない。

ここまでは、いじめの中、自分と闘いながら

うすうす頭では分かってきたのです。

でも、自分しか治せないということに

どうしても覚悟が決まらずにいました。

僕は誰かに頼りたいという甘えを、

捨てきれないでいたのです。

「自分しか治せない。それは分かるよ、

だったら治せなかったら、僕のせい?

こんなに傷ついたのは、いじめのせいなのに、

治せなかったら僕のせい? 

そんなの不公平、そんな考え方、おかしい」

と、必ず自己弁護が浮かんでいました。

その本心は、

もし心の傷を自分で治そうと努力して

上手く行かなかったとしても、

いじめをしてきたやつらのせいにして、

できなかった自分を守れるという

卑しい心だったのです。

 

僕はいじめに負けたくないと思っていました。

頑張って乗り越えようとしていると、自分でも思っていました。

でも、そう思っているだけで、

いじめを乗り越え、明るく笑顔で生きている自分を

信じていなかったのです。

- レッツ・ポジティ4へ続く-