継続は力なりと言いますが、本当にその通りだと思います。
継続している間に、継続しているものに対する力がつくだけではなく、
物事に対する、前向きな考え方が身についてきます。
他人からしたら、どうでもよいようなことであっても、
そこに楽しみを発見できたりします。
その小さな成功体験が、達成感を感じ、幸せシャワーとなって、
頻繁に自分に降り注がれるようになってきます。
下巻に書いたように、このお陰で、
僕はどんどん元気になっていきました。
僕は、やっぱり自分を自分で治せる。
お父ちゃん、ありがとうと感謝しました。
自分だからこそ、自分のなりたいものを知っている。
だから、憎しみなど取り払って、素直な心でそれを理解すること。
それが分かったなら、しっかり思い描き、
心のロープでしっかりつないでおけば、
必ずその未来はやって来る。
だけど、心のロープは、その未来から目を離してしまえば、
一瞬で消えてしまう。
だから、目標から絶対に目を離さないことが大切なんだ。
嫌なこと、障害があるからといって、すぐ未来を諦めてしまえば、
ロープは消えて、輝かしい未来は、どこかへ飛んで行ってしまう。
何があっても、目標から目を離さない、それが自分を信じるってこと。
目の前には、いろいろな未来とつながったロープがあるけれども、
自分が本当になりたい未来とつながったロープを見極めること。
大人になってからであれば、お金、家、車、あれもこれもと、
よそ見をすることは諦めて、
幸せとつながったロープだけを見つめて
決してそのロープから手を離さないこと。
このロープだけは諦めないこと。
とにかく、自分の中に、なりたい自分の姿を、しっかり描き続けること。
自分を変えていくためには、これが一番大切なんだ。
僕は、こう思えるようになってから、
毎日、脱皮していった気がしています。
脱皮するたび僕は、自分の幸せや元気は、
自分で作り出せると、確信を得てきました。
ただ、これも何度も書いていますが、
あくまでも、僕自身についてのことでした。
いじめの中で、僕にとっての幸せは、物質的なものでなく、
心の中にあると、つくづく感じていたからです。
そして、大人になるにつれ、それが僕だけのものではないことが
分かって来たのです。
だから、皆さんに伝えたいと思っています。
僕の経験が、当時の僕のように悩んでいる人の役に立ててれば、
本当に嬉しいんです。
僕の経験を続けます。ほとほと困ってしまった時、
なりたい自分をイメージすることを続けていると、
思い描いていることが、当たり前のことのように感じられてくるから
人間の心とは、分からないものです。
あれだけ、どんなに頑張っても、
この状態からは抜け出せないと嘆いていたのに、
「あれ、何を悩んでいたんだ。こんなこと、たいしたことじゃないじゃんか」
なんて、思えたりしちゃうのです。いい加減ですね。人の心は(笑)
そんな時は、「ああ、これ確実に実現するな」という直観が働きました。
そして、そんな時、ふと幸せを感じました。
「僕、生きているんだな、生きているって感じられる。
幸せだ。やったな、僕、生きていて本当に良かった。
楽になりたいなら、生きていけだよな」
ある時は、こんな何気ないことなのに、
涙がとめどなく、勝手に流れて来て、その場で立ち尽くしました。
気は病からという言葉を、後に知って、本当だな、真実だなと
思った経験をお話しします。
上巻の味噌汁という項目に書いた、
学校への拒絶反応として現れた吐き気は
なりたい自分のイメージができるようになると、
ウソのようになくなってしまったのです。
当時の気づき
「体が何ともなくても、心の弱さが体に現れる」
は、間違っていなかったと思いました。
だから、病気の人は、僕のように
「病気を治したい」から「病気を治そう」へ。
さらに「自分だからこそ、この病気は治せる」へ、心を変換しましょう。
そして「元気になった自分から、決して目をそらさない」
ことを心がけてみて下さい。
そのためには、何でもいいから、昨日と違った、体にいいことを
一つやり始めることがいいと思います。
朝、ラジオ体操するとか、天気が良ければ、一駅歩いてみるとか
今なら、開花し始めた桜を見に散歩に出かけるとか、
ものすごく簡単なことでいいと思います。
これを、癖にしていけばいいのです。
そして、それを達成したら、そのつど、自分をほめるのです。
すると、幸せな気持ちが湧いてきます。
何かつまらない、単なる自己満足のようですね。
こんなことで病気が治るのなら世話ないよ、人の気も知らないで
と気分を害された方もいるでしょう。
でも、自己満足だとバカにしてはいけないと僕は
真剣に考えているのです。
この、何気ない達成感の蓄積が、ウソではなく
自分にどんどん力を与えてくれるのです。
自分に力が湧いてくるのが感じられてくるのです。
(下巻①には、この気づきについての話があります)
この湧いてくる力は、きっと免疫にも力を与えてくれると思うのです。
積極的に生きて行こうとする力の源を強くすることですから。
ただ、この自己満足は、
人に評価してもらいたいからするとか、人に迷惑をかけてまでも、
行うものではあってはいけません。
それでは、本当の意味で僕のいう自己満足にならないのです。
でも、続けていれば、ある日、元気な自分が未来から「おまたせ~」
と、声をかけてやってきてくれます。
これは嘘ではありませんよ。
-終わり-
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