2番目の応援ソング

 

僕には ここ2年ほど

 

毎朝 聴いている曲があります。

 

2年程前、少年A君(小学校低学年)と知り合い 

 

知ることになった歌です。

 

ウルトラマンが 大好きな少年でした。

 

僕の世代が見てきたウルトラマンどころか

 

それ以前に放映されていた

 

ウルトラQに登場した宇宙人までも知っていて、

 

驚きました。

 

歳の差など 関係なく 

 

とても楽しい ウルトラマン談義をしました。

 

一緒に主題歌を 歌ってみようと

 

ウルトラマンの歌、帰ってきたウルトラマン、ウルトラセブンと 

 

次々と歌ったのです。

 

()  「ねぇ、今一番新しいウルトラマンは 何ていうウルトラマ

     ンなの?」

 

(A君) 「ウルトラマン ギンガ エス 」

 

()  「ふ~ん ギンガ エスってんだ」

 

(A君) 「うん、でも エスつけないで皆、ギンガって呼んでる」

 

()  「カッコイイ名前だね。歌もカッコいいの?」

 

(A君) 「かっこいいよ」

 

()  「うわっ 聴きたいな。 聴かせてくれる?」

 

(A君) 「うん、でも 歌えない」

 

()  「どうして?」

 

(A君) 「歌いたいんだけど 速くて よく分かんない 」

 

()  「そんなに 速いの?」

 

(A君) 「僕には 速い。だから 歌いやすい昔のウルトラマンの

     歌の方が好き」

 

()  「そうなんだ。子供達の歌なんだから 歌いやすい方が

     いいのにね。歌詞は、らららでいいから どんなに速いか

     歌ってみてくれる?」

 

(A君) 「いいよ、こんな感じ、ららら~ららら」

 

A君は ハミングで 歌い始めました。

 

()  「あれ? そんなに 速くないんじゃない」

 

(A君) 「うん、速くないとこもある 」

 

()  「じゃ そこは どんな歌詞なの? 分かるとこでいいから

     教えてくれる」

 

(A君) 「うん、・・・見えない壁に囲まれて・・・息が詰まりそう

    ・・・流した涙・・」

 

()  「・・・何か歌詞が暗いね。それ、本当にウルトラマンの  

    歌?」

 

(A君) 「うん、ほんと」

 

()  「最後は?」

 

(A君) 「強くなれ・・・」

 

()  「ふ~ん、息がつまりそうだけど 強くなれって感じの

     歌なんだ」

 

(A君) 「そう。かっこいいけど 歌詞が速すぎて分かんないから 

     歌えない」

 

()  「へ~、ちょっと興味あるな。今度 見てみるね、どんな歌

     かな~。歌詞が分かったら 教えてあげるよ。そしたら 

     一緒に歌おう」

 

(A君)  「うん」

 

 

僕は その日 インターネットで

 

ウルトラマンギンガエス を検索してみました。

 

すると 当時最新のウルトラマンの題名は

 

「ウルトラマン銀河S」で

 

主題歌は THE ALFEEが歌っている

 

「英雄の詩」だと分かりました。

 

さっそく ユーチューブで

 

動画と一緒に流れるこの曲を聞いてみました。

 

衝撃が走りました。

 

「・・・・」

 

こんなことは 初めてでした。

 

怪獣と戦うウルトラマンを見ながら

 

僕は 泣いていたのです。

 

僕を 涙させたのは 

 

目に飛び込んでくる画像では ありませんでした。

 

軽快なリズムとともに流れて来る歌詞でした。

 

今まで 「これは いい歌詞の歌だな~」と感じ 

 

目頭が熱くなる歌は いくつかありました。

 

しかし、 勝手に両目から 涙があふれ出たのは

 

初めてでした。

 

いや 2度目でした。

 

1度目は あまりにも前で 忘れてしまっていました。

 

この曲を 聴いた時 50年前 自分を奮い立たせてくれた

 

あの曲の感動が 蘇ってきたのです。

 

拙著「楽になりたいなら生きていけ (上巻)」の

 

歌の項目で紹介した オオカミ少年ケンの主題歌です。

 

「いつも おいらは おおしく 強いおいらは くじけない。

 

がっちりつかんだ 太陽 嵐は また来る。

 

走れよケ~ン ジャンプだケ~ン 太陽に届くまで・・・」

 

僕は 当時 自分を励ますために

 

毎日 この歌を歌っていました。

 

そして何かあって 沈み込んだ時

 

知らぬ間に この歌を口ずさんでいました。

 

この歌は 自分への応援ソングでした。

 

「ああ、この曲 第2の オオカミ少年ケンになる曲だな」

 

と感じました。

 

なぜなら まさしく この歌詞は 

 

僕のいじめの2年間を 歌っていたのです。

 

見えない壁に囲まれて 息が詰まりそうな毎日でした。

(母 コウちゃん 家族)の優しい微笑みだけが

 

僕を 未来へ導く光でした。
僕は、毎日 授業中 ヒーローになった自分を妄想していました。

 

そして 隠れ家で目を閉じることで

 

いつしか 何もできないのではなく 

 

掴もうとしていない自分を知りました。

 

そして だんだんと 目を閉じると

 

何でもできる 自分の可能性を

 

感じるように なりました。

 

何もかもが嫌になった時

 

「僕は 大嶋 健 心も体も強い健。名前の通りになれ。

 

それが僕らしさ。お父ちゃん、お母ちゃんに

 

プレゼントされた名前の通りになれ。僕らしさを失うな」

 

と、自分に毎日言い聞かせていました。

 

押さえつけられ 

 

つばを吐きかけられた時

 

小便をかけられた時

 

虫を食べさせられた時

 

ウンコを塗ったくられた時

 

僕の心は 生きる光を 見失いました。

 

また、恨み、憎しみという闇に 迷いました。 

 

どんなに 友達と遊んでいても

 

心の中に 独りぼっちを 感じていました。

 

でも 孤独に耐え 孤独と友達になると

 

いろいろな メッセージを 受け取ることで

 

しだいに 自分が 強くなっていきました。

 

そして ボロボロだった僕の心は

 

「悔しい、悲しい。苦しい。

 

でも、僕は 僕らしさを諦めず生きるんだ、

 

強くなれ、僕はやれる。

 

だって 僕は 心も体も強い 大嶋健なんだから」

 

と 自分を信じ励まし、希望の光から 目を離さなくなりました。

 

希望は傷ついた翼を しだいに修復していき

 

ついに 羽ばたける強さを 取り戻しました。

 

灰色の空を突き抜け 真っ青な 青空に

 

舞い上がりました。

 

頼らなくては 助け合わなくては 生きていけない。

 

だけど 最後は自分。

 

生命は すべてが孤独。

 

1つ1つが 別々で  それだから 尊い大切な命。

 

僕は 他の命と同じ。生きたいから生まれてきた。

 

だから とにかく 一生懸命 力いっぱい生きよう。

 

そのためには 心は明るくなくてはダメだ。

 

心が暗かったら 力いっぱい生きられない。

 

そのためには 

君はコウちゃんやお母ちゃんでは いけない。

 

コウちゃんやお母ちゃんの微笑みも 

未来への導き 支えだけど

何よりも 自分自身の微笑みが大切。

 

 

(大嶋健)を見つめて

 

(大嶋健)だけを 拠り所として

 

(大嶋健)という命を 愛し続けよう。

 

それでは ウルトラマン銀河Sの主題歌

 

英雄の詩の歌詞をどうぞ。

 

そして 是非とも 当時57歳の おっさんを 泣かせた

 

ウルトラマンの歌を 一度 ユーチューブで聴いてみて下さい。

 

ちなみに 感動した僕は コウちゃんに教えました。

 

コウちゃんは「いい曲だね。大人も 励まされる曲だ」といい、

 

CDを買いました。

 

 

英雄の詩

 

見えない壁に囲まれて 息が詰まりそうな毎日
君の優しい微笑みだけが 
未来へ導く光になる
星空に手を伸ばせば 
カシオペアさえも掴めた
瞳を閉じれば 空だって飛べた
少年達は英雄だった
夢に破れた瞬間 
あの悔しさの中で
流した涙覚えてるかい?
思い通りにならなくても 
自分らしくあれ
迷わずに生きるため
強くあれ! 強くなれ! 英雄(ヒーロー)になれ!

負けた時こそがチャンスさ 
孤独な夜に耐えながら
掴め!Victory 闇に迷っても
静かに朝日が導くだろう
灰色の雲を突き抜け 
青空高く飛び立て
希望という翼広げて

 

その勇気を奮い立たせ  愛を守り抜け

 

あきらめず生きるため
強くあれ! 強くなれ!

 

英雄(ヒーロー)になれ!

英雄の詩 口ずさむ

 

運命の前奏曲(プレリュード)
偶然という奇跡の中で

 

君だけを見つめて  君だけを信じて

 

いつまでも君を 愛し続けよう
思い通りにならなくても 
自分らしくあれ
明日を生きるため 
星空に手を伸ばせば 
カシオペアさえも掴めた
瞳を閉じれば 空だって飛べた
あの頃少年は英雄だった
強くあれ! 強くなれ!

 

英雄(ヒーロー)になれ!

 

 A君 THE ALFEE ありがとう!

君(自分)を信じることで

世界は まったく変わります。

信じないと、怒り、憎しみが生まれやすくなります。

怒りの心で見れば、怒りの世界

憎しみの心で見れば 憎しみの世界

悲しみの心で見れば 悲しみの世界

幸せになるには 

何よりも自分を信じ

命あることに感謝する心で

生きていきたいものです。 

 

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コメント: 1
  • #1

    toshiko (火曜日, 06 12月 2016 14:41)

    応援歌YOUチュウブで聞いてみます。
    心を元気に!
    そこにリセットすることは本当に大事ですよね。